ご挨拶
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院長 井上 浩一
誰しもがそれぞれの日常を暮していますが、
生身の人間は、ちょっとしたストレスでその日常が崩れることがあります。
ストレスは対人関係、職場の問題、家庭内の問題、親族や近隣とのトラブル、
金銭問題、進路の問題、アルコール、薬物、加齢、身体疾患などさまざまです。
日常は誰にとってもあたりまえでありながら、かけがえのないものです。
その大事な日常をとり戻すためのお手伝いができたらと考えています。
医療費の高騰が国の財政を圧迫し、国は精神科病床の削減の方針を打ち出しています。
治安維持を目的とした閉鎖的な精神科入院治療への批判もあります。
高齢化社会、旧来の家族関係の崩壊で、認知症患者さんの介護は困難さを増し、
認知症の周辺症状で精神科病院に入院もやむを得ない患者さまがいます。
精神科薬物療法への批判がある一方、薬物療法なしで生活が成立しない患者さまもいます。
精神科医療は難しい局面に立たされていると感じています。
大学病院、公立病院、精神科病院などにて精神科医療に24年携わり、一通りの症例は経験しております。
その経験を踏まえ、一定水準以上の精神科医療は提供できるものと考えています。
常識的な精神科医療は提供できる自信がある一方、
その常識が本当に正しいのかどうかを疑う気持ちもあり、いまだに道半ばと感じています。
勤務医を離れ、開業医として患者さまとお付き合いをさせて頂きながら、
精神科医療が社会に対して、何を利することができるか、手探りで探していきたいと思っています。
特に精神科の専門分野に特化せず、入院病床もないことから、高度の精神科医療は難しいとは
思いますが、専門病院と連携を取りつつ、治療の入口として、道筋をつけるのは問題なくできると考えます。
医学的な正解を患者さまに押し付けることなく、患者さまと共に考え、
ご自身が納得して頂ける医療を提供できればと考えています。
プライベートではランニングが趣味のいわゆる健康オタクです。
健康に関する話題は大好きで、心身共に健康とはどういう状態を指すのか、常に考えています。
医療が仕事と趣味を兼ねていて、これ幸いと思っています。
経歴
平成 | 3年 | 滋賀医科大学医学部 卒業 | |
平成 | 3年 | 神戸大学医学部附属病院 精神神経科 | |
平成 | 4年 | 県立尼崎病院神経科 | |
平成 | 5年 | 尚生会 湊川病院 | |
平成 | 7年 | 市立加西病院 精神科 | |
平成 | 11年 | 神戸大学医学部附属病院 精神神経科 講師 | |
平成 | 12年 | 県立尼崎病院 神経科 | |
平成 | 15年 | 山伍会 播磨大塩病院 | |
平成 | 25年 | 同院 副院長 | |
平成 | 27年 | いのうえメンタルクリニック 開設 |
資格、所属学会
精神保健指定医
日本精神神経学会精神科専門医
日本医師会認定産業医